節約のために、1円でも安いスーパーで買い物をしたりもやしを主食にしている同僚がいました。
もちろん、そのような涙ぐましい努力はすばらしいですが支出に占める大きな部分を削減した方が、もっと簡単に節約することが可能です。
また、個人的には食費をケチることには反対です。
健康を犠牲にしてまで食費を節約することではないと思います。
今回は、一人暮らしにかかる固定費の節約について考えてみます。
貯蓄の最大の敵である固定費の削減
毎月一定額支出する固定費は、貯蓄の最大の敵です。しかし、それをゼロにすることは困難でしょう。
では、どのくらいまでなら使っても良いのでしょうか収入や価値観によって異なりますが、目安をしっかりつかんでおくとこは重要です。
住居費(家賃)は手取りの3割、通信費は5%を目安がひとつの目安になります。手取りが20万円の場合、住居費は6万円、通信費は1万円以内というのが、支出の適正バランスとなるでしょう。
適正割合を知っておくことで、毎月の支出の算出がしやすくなると思います。
家賃ではなく通信費の見直しを

支出割合で最も大きいのが家賃です。しかし、家賃をケチり過ぎることはおすすめしません。
理由は主に2つです。
1つ目は通勤時間です。家賃を抑えようとするあまり通勤に時間のかかる郊外を選んだ場合、通勤に時間がかかります。
例えば通勤に片道1時間半かかる場合、1日=3時間、1ヶ月=60時間(20日で計算)が何も生み出さない無駄な時間になります。
また、満員の電車や交通渋滞などストレスもかなり負担になります。
2つ目は住民の質です。安い住居を選んだ場合住民の質も低くなります。
特にトラブルになりやすいのは、夜間に騒がしいことであったり、ごみ出しのルールです。
私の経験から、家賃と住民の質の間には有意な相関関係があると思います。このように、時間とストレスを犠牲にしてまで家賃をケチるのは合理的ではありません。
そこで、まずは通信費(特にスマホ)を見直してみましょう。多くの人は、スマホの機能のほとんどを使いこなしてはないのでしょうか。おおよそ使う機能と言えば、LINEなどのSNSやGoogleマップ、暇なときにネットニュースを見たりアプリでゲームをする程度では無いでしょうか。
それなのに、月に7,000~8,000円の通信費を払うのは何ともバカらしいです。
その場合には、格安SIMを検討した方がいいでしょう。私は、UQモバイルのデータ高速プラン(980円/月)(3GB)とauのプランZシンプル(934円/月)のスマホとガラケーの2台持ちです。
月々の通信費(携帯代)は2,000円あまりです。年換算にすると、6万~7万2000円の差は相当な差になるのではないでしょうか。
まとめ
ただし、お金はとにかく使わない方がいいという極端な考え方はやめましょう。
何でもかんでもお金を使わないようにするのでは、単なるケチな人になってしまいます。
お金が貯まっても、人としての魅力がなくなってしまいます。