東京オリンピック後に投資を始めるのではなく「今」始める理由

東京オリンピック後 資産運用

投資をしている人なら誰しも、できるだけ安く買って高値で売り抜きたいと思うでしょう。

テレビのニュースや新聞、雑誌などではアナリストたちが長期的な株価予測や景気の予測などを評論しています。

アメリカの景気が加熱しバブルがはじければ世界中で株安が連鎖する。
今は日銀が株価を買い支えているだけでいつか暴落する。
東京オリンピック後には景気が悪くなるからそのとき買えばいい。

これらの意見は一見するとそれっぽいことを言っていることから納得してしまうかもしれません。

しかし、長期投資をいつ始めるかということはあまり重要ではありません。

株価の動きは神のみぞ知ること

聖書を読む人

投資で成功する秘訣は、できるだけ安い株価で買ってなるべく高い価格で売ることだと考える人がほとんどだと思います。しかし、それが簡単にできれば誰だって億万長者になれます。

これから投資を始めようとする人の中には2020年の東京オリンピックが終わってからスタートしようと考えている人がいるかもしれません。

なぜなら、東京オリンピック後には日本は不景気になるといわれているからです。

前回の東京オリンピック(1964年)の後にはGNPの成長率がガクっと落ちました。また、アテネやリオデジャネイロにおいても施設が廃墟化したりするなど話題になりました。

このような過去の実例を参考にした話は納得できる部分もあります。しかし、株価の動きというのは誰にも分からないというのが投資の世界での常識です。

例えば、安倍政権が取り組む働き方改革や第4次産業革命が盛り上がり、生産性も飛躍的に向上すれば日本経済は本格的なデフレからの脱却が可能になるかもしれません。

その結果、ゆるやかなインフレ成長が続けば長期上昇サイクルに移行する可能性も考えられます。

これでは東京オリンピック後の不景気の底値で投資を始めようと思っていた人は、いつまでたっても投資を始めることができません。

今の株価が高値なのか安値なのかは投資のプロでも見極めることは不可能であり、それは神のみぞ知ることなのです。

長期投資はいつだって始め時だ

キーボードを入力する人

いつが高値で、またいつが安値なのかがわからないのなら、長期投資を始めるタイミングは準備ができたらいつ始めていいと思います。

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投資を始める前に生活防衛資金を貯めよう

2019年1月31日

日本株式だって長期投資の対象になる

経済が右肩上がりに成長していくことを前提とすれば、日々変動する株式の価格も長期的には上がっていくことを想定して運用します。

しかし、日本の場合は世界でも稀に見るほどデフレ経済が長期間に渡って続いており、ここ20年間でのGDP成長率もごく僅かです。

以下に日経平均株価の推移のグラフを示します。

※一部データを世界経済のネタ帳から引用

例えば、1989年に投資した100万円は2011年には約22万になってしまいます。この20年間は株価が右肩下がりをしていたため、長期投資の効果がありませんでした。

一方で、1998年から2018年の20年間の株価の推移を表したグラフがこちらです。

※一部データを世界経済のネタ帳から引用

バブル期のような高成長が予想されていれば株価は高く設定され、低成長が予想されていると株価は低く設定されます。

1998年から2018年の20年間を見ると株価は約45%上昇してます。区切る期間によっては低成長な日本株式でもお金を増やすことができます

長期投資

日本株式は長期投資の対象になり得ないのか?

2019年4月16日

いつ始めるかよりも長く続けることが重要だ

投資家は、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならない

-チャールズ・エリス 敗者のゲーム-より引用

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株価の将来の動きは分からないと繰り返し述べてきました。

バブルというのは、はじけた後に「あの時に」とわかるものです。また、底値についても後になってから「あの時が・・・」とわかります。

いつくるか分からない買い場に備えていると最大の上げ相場に参加する機会を逃してしまいます。したがって、市場に居続けることが必要なのです。

そのためにも、長期投資は始めるタイミングではなく長期間続けることが重要になってきます。

資本主義が続き世界経済が長期的な視点で見ると右肩上がりに成長すると仮定するのなら、世界中に分散投資を行い、じっくりと世界経済の成長していく波に乗ることが資産形成を確実に成功させる秘訣といえるでしょう。

まとめ

メモをする人

素人である私たちが、投資のプロでさえも分からない将来の株価の動きを見極めようとして、投資を始める機会を待っていると絶好の買い場を逃す可能性もあります。

重要なのは始める時期ではなく長く続けることです。長期投資を始めるタイミングは常に「今」といえるでしょう。

投資対象および商品選びなど、投資にかかる最終判断は自己責任でお願いいたします。