【特別区】論文テーマ「環境問題」

【特別区】論文テーマ「環境問題」 論文試験

公務員試験の論文試験について、今回は特別区を想定した論文をまとめました。

特別区の論文試験は80分という限られた時間の中で1000字以上1500文字程度という、かなりボリュームのある文章を書くことが求められます。

今回のテーマは「環境問題」です。自由に参考にしてかまいません。

ただし、試験の合否にかかる責任は負えませんので最終判断は自己責任でお願いします。
地方上級・国家一般職〈大卒〉市役所上・中級論文試験頻出テーマのまとめ方 2020年度版/吉岡友治
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はじめに

地球温暖化

地球温暖化問題や異常気象などにより、区民の環境に対する関心が急激に高まっている。

地球温暖化問題は、二酸化炭素などの温室効果ガスの影響が大きいとされ、日本の平均気温もこの100年間で約1.0℃上昇している。

平均的な気温上昇に加えて、近年、平年に比べて極端に気温の高い異常高温の発生数が増加傾向にある。

このまま温暖化が進行し、海面が1m上昇すれば江東区、墨田区、江戸川区、葛飾区などの臨海部が被害を受けると考えられている。

特別区においても、温室効果ガスの排出量削減をはじめとする環境問題は早急に取り組むべき課題であるといえる。

取り組むべき課題

風力発電

①環境配慮活動への取組促進について

温室効果ガスの削減は行政、企業、住民、各々の取組が不可欠である。特に区内には企業も多く、資源やエネルギーを大量に消費しているので、企業による取組は大きな意味を持つ。

幸い、最近はCSR活動の一環として環境に配慮した事業活動を行う企業が増加傾向にある。

区職員として、このような環境配慮に優れた企業の経営者を講師として招き、環境経営のノウハウを蓄積するための講習会を積極的に開いていくべきである。

また、環境配慮に積極的に取り組む企業を表彰し、SNSやホームページ、区報で宣伝することは有効だろう。そのような宣伝効果が企業にとってもイメージアップにつながることが期待でき、他の企業にとっても取組を行うきっかけになるだろう。

さらに、ISO14000シリーズなどの環境マネジメントシステムを取得しようとする企業に対して助成金を支援していくことも企業による環境配慮活動を促進するために効果的であると考える。

CSRとは、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)のこと。企業は利益を追求するだけでなく、社会の様々なステークホルダー(利害関係者:従業員、投資家、消費者、地域住民、自治体など)に配慮した企業経営を行うという考え。
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2019年1月17日

②家庭でできるエコな活動について

次に、特別区は住民も多いため、個人の取組も進めて家庭部門における排出削減を図っていくべきである。

例えば、品川区による「クールシェアしながわ」は、まちで涼しく過ごせるお店や施設を紹介していく企画であり、夏のエアコンなどによる消費電力の削減に有効である。

また、高齢者が節電意識からエアコンの使用を控えた結果、猛暑日の屋内での熱中症が問題となっているこのことからも、クールシェアの取組を拡大していくことは高齢者の熱中症予防にも効果的であると考える。

さらに、江戸川区などが実施する自転車シェアリングは、区内にいくつかの自転車の貸出拠点を設置し、利用者がどこでも貸出・返却ができる制度である。

移動手段に自転車を利用することで、温室効果ガスを排出しないことはもちろん、運動不足の解消による健康増進にも期待できる。

区の取組や数字が古い場合には、最新のものをご自身で調べて反映させてください。

おわりに

メモをする人

このように、環境問題の取組を支えていくような姿勢を行政が示すことで、企業による環境対策の促進や住民一人ひとり環境問題への意識向上にもつながるだろう。

環境問題の解決は、企業や住民がバラバラに取り組んでもうまくいくものではない。

私は区職員として、企業や住民など様々な主体と協力・連携し合うことで、温室効果ガス排出削減をはじめとする環境問題の解決に取り組んでいきたい。(1178字)

ただし、試験の合否にかかる責任は負えませんので最終判断は自己責任でお願いします。
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