長期投資のメリットはこれだ

長期投資のメリット 投資信託

マネー研究所におもしろいコラムがありました。「積み立て投資、長期継続が果実生む 平成相場で検証

経済が右肩上がりに成長していくことを前提とすれば、投資においても日々変動する株式の価格も長期的には上がっていくことを想定して運用します。

しかし、日本の場合は世界でも稀に見るほどデフレ経済が長期間に渡って続いており、ここ20年間でのGDP成長率もごく僅かです。

こうした状況の中で長期の資産づくりに日本株式は対象になるのでしょうか。

日本市場も長期投資の対象に

株価の変動のような将来の不確実性をリスクといいますが、長期間保有し続けるだけでリスクがなくなるのであれば、長期投資は誰にとっても有効な手段であるといえます。

しかし、冒頭でも述べたように日本経済は長い間デフレによる不景気が続きました。以下に日経平均株価の推移のグラフを示します。

日経平均株価の推移

(出典:世界経済のネタ帳から一部引用)

例えば、1989年に投資した100万円は2011年には約22万になってしまいます。この20年間は株価が右肩下がりをしていたため、長期投資の効果がありませんでした。

一方で、1998年から2018年の20年間の株価の推移を表したグラフがこちらです。

日経平均株価の推移

(出典:世界経済のネタ帳から一部引用)

1998年から2018年の20年間を見ると株価は約45%上昇してます。したがって、区切る期間によっては低成長な日本株式でもお金を増やすことができます。

結局の所、高成長が予想されていれば株価は高く設定され、低成長が予想されていると株価は低く設定されます。

低成長の日本株式への投資でも儲かることがあります。 したがって、資産の価格付けに含まれるリターンに期待しましょう。

長期投資

日本株式は長期投資の対象になり得ないのか?

2019年4月16日

続けることが重要です

まずは、こちらのグラフをご覧ください。平成の30年間積み立て投資を続けた場合の平均購入単価のグラフです。

日経平均の平均購入単価

(出典:マネー研究所)

平成に入ってまもなくバルブが崩壊し日経平均は急落しました。平均購入単価も下がりましたがそれ以上に日経平均が下がり続けていました。

2005年から2007年にかけて日経平均が平均購入単価を上回り利益が生まれますが、直後のリーマンショックにより再び元本割れとなります。

しかし、2013年からのアベノミクス相場によりこれまで安く仕込んでおいたおかげで日経平均が平均購入単価を上回り利益が出るまでになるのです。

このように辛抱強く積み立て投資をを続けることで、日本株式でも投資元本を増やせることが明らかになっています。

また、上記の記事の中では注目すべき点として以下のようなことも述べています。

日経平均は組み入れ銘柄の配当金を含まずに株価をもとに計算する指数だが、個人投資家が購入する日経平均連動型のインデックス投信では組み入れ銘柄の配当金が基準価格に上乗せになる。運用コスト控除後の配当金が積み上がるうえ長期複利運用の効果も加わるため、実際に長期で積み立てをすれば今回の試算以上のリターンも想定できそうだ。(出典:マネー研究所)

すなわち、元本割れが長期間続いても稲妻が輝く瞬間に市場に居続けるためには、自分が取れるリスクの範囲で忍耐強く投資を続けなけばいけないということです。

インデックス投資は退屈

インデックス投資は退屈なことが成功のカギ

2019年5月9日

退屈なほどに信頼できる

投資をする上で重要なことは、「リスクをとった分だけ大きな儲けが期待できる=リスクプレミアム」ということです。

これが、長期の株式や債券の投資であり、お金を出した全員が儲かる可能性がある。時間が経てば世の中全体で価値が増えるというものが投資です。

長期で資産運用を考えている人の場合、コスト(手数料)の低い商品を選択するのが賢明といえます。

特に、少額からでも分散投資が行える投資信託はまとまったお金がない人にとっても始めやすいサービスとなっています。

投資信託の運用手法は主に「インデックス型」と「アクティブ型」の2種類があります。

インデックス型
日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)のような株価指数などに連動した運用を目指すもの。手数料が安い。
アクティブ型
日経平均株価などの指数を上回る成績を目指すもの。ファンドマネジャーが独自の調査で選別した銘柄を組み入れる。手数料が高い。
投資を始めるのにまとまったお金

新卒社会人でも投資を始めるのにまとまったお金は必要ありません

2019年5月11日

コスト(手数料)は運用時における確実なマイナスリターンです。下の図のように長期間における運用ではコストの差がトータルではこれだけの差になります。

低コストファンドのパフォーマンス

信託報酬控除前の運用利回りを年率3%と仮定。(10,000円で運用スタート)各信託報酬の場合のパフォーマンスの違いを示しています。信託報酬以外の手数料等は考慮しておりません。上記は信託報酬の大小が長期的にパフォーマンスへ与える影響を示すためのシミュレーションであり、実際の運用とは異なります。
したがって、将来の運用成果を示唆・保証するものではありません。(出典:三菱UFJ国際投信ホームページ)

資産運用の世界では、長期的に見るとアクティブファンドはインデックスファンドに負けることが多いというのが常識になっています。

投資のプロが膨大な情報と知識を駆使しても、長期的にはインデックスファンドに勝てない理由はコスト(手数料)の高さにあります。

中には、長期間において市場平均のリターンを上回るアクティブファンドも存在します。

しかし、ファンドの成績に継続性がないことが問題です。ある年に市場を上回るリターンを出したファンドが翌年も価値続けるという保証はどこにもありません。

また、重要なのは市場に勝てるファンドマネジャーを事前に見つけることは極めて困難であるということです。

市場取引の多くが個人投資家によって行われていた50年以上前と違い、現在では高度な専門知識や豊富な情報を兼ね備える機関投資家が取引時価総額の98%を占めています。

彼ら(彼女ら)を出し抜いて自分だけ利益を出そうというのは無謀な考えであるともいえます。

ある時点において株価が割高か割安かは誰にもわかりません。日々の株価変動を気にしない人こそが長期投資の結果を出すことができます。

投資信託は手数料の安い商品を選ぼう

投資信託は手数料の安い商品を選ぼう

2019年5月25日

まとめ

メモを取る人

辛抱強く積み立て投資を続けることで、デフレが続く日本市場でも投資元本を増やせることが明らかになっています。

すなわち、元本割れが長期間続いても稲妻が輝く瞬間に市場に居続けるためには、自分が取れるリスクの範囲で忍耐強く投資を続けなけばいけないということです。

また、高成長が予想されていれば株価は高く設定され、低成長が予想されていると株価は低く設定されます。 したがって、資産の価格付けに含まれるリターンに期待しましょう。

さらに、ある時点において株価が割高か割安かは誰にもわかりません。日々の株価変動を気にしない人こそが長期投資の結果を出すことができます。