【特別区】論文テーマ「観光」

【特別区】論文テーマ 「観光」 論文試験

公務員試験の論文試験について、今回は特別区を想定した論文をまとめました。

特別区の論文試験は80分という限られた時間の中で1000字以上1500文字程度という、かなりボリュームのある文章を書くことが求められます。

今回のテーマは「観光」です。自由に参考にしてかまいません。

ただし、試験の合否にかかる責任は負えませんので最終判断は自己責任でお願いします。
【特別区】論文テーマ 「健康づくり」

【特別区】論文テーマ「健康づくり」

地方上級・国家一般職〈大卒〉市役所上・中級論文試験頻出テーマのまとめ方 2020年度版/吉岡友治

はじめに

地図

東京はわが国最大の文化都市である。東京の魅力は伝統文化と先端的文化が融合し、諸外国の文化を吸収しながら街並みを作り上げているところだ。

これは、ストリートごとに雰囲気が全く異なる外国都市や、自然や産業など一点を観光資源とする他の国内都市とは異なる特徴である。

渋谷区や千代田区にある秋葉原のような最新のファッションや文化の発信地となる地域のみならず、台東区や墨田区のように昔ながらの町並みが残る地域も存在する。

今後東京の魅力を発信し続けるためには、より一層魅力的なまちづくりをしていく必要がある。私は東京の魅力を高めるために、職員として三点を意識して取り組むべきだと考える。

協力体制の構築

二人の女の子

第一に、地域資源を活かし、区民や区内の事業者と協力体制を構築するための積極的な行動である。地域の将来像を考え、生活空間の整備と商店街の活性化のために行動したい。

地域資源と考えると、スカイツリーなどのランドマークに目が行きがちであるが、最近は下町路地歩きブームに見られるように、生活空間と観光が関わっていることもある。

区民にとっては日常的なことでも、地域外の人にとっては固有の文化や人間活動には興味深いものがある。生活者である区民と協働し、観光ボランティアを育成することや地域の美化活動を積極的に行うことで心地よく過ごせるまちをつくりたい。

また、高級専門店集積型の商業地だけでなく、地域に根ざした商店街などを見直すことで、地域の活性化につなぐこともできる。

例えば、品川区では商店街の空き店舗を活用して「品川宿交流館」を作った。この施設は観光案内所と地域活動の交流の場として利用される多目的スペースを併設し、イベント時には区内外から4000人もの参加者を集めることに成功している。

このような取組を増やし、交流人口増加につなげることが必要だ。職員は事業者と共にイベントの企画、発案を行っていくことができる。

それにより、地域に来訪する人を増やす観光事業を促進するだけでなく、地域活動の拠点として区民のつながりを作る効果もある。

区の取組や数字が古い場合には、最新のものをご自身で調べて反映させてください。

地域の魅力を理解する

アサヒビール

第二に、区民に地域の魅力をさらに理解してもらう取り組みを進めるべきだ。

地域住民が地域に愛着を持つことは、地域の活性化につながるだけでなく、その地域を訪れる人にとっても魅力的に映るからだ。そこで生涯学習、ワークショップを通じて、これまで当たり前に感じていた魅力を見つめ直す機会を設けたい。

例えば、地域の誇るべき歴史や文化を学び、理解することで、多くの区民がまちをセールスする人になることもできる。ホスピタリティあるまちとして地域振興につながるだろう。

職員としての資質

メモを取る人

第三に、これらの取り組みを推進するために、課題解決力、政策形成能力がこれからの職員にはより一層求められる。そこで重要なのはマーケティングだ。

地域の特産品や名所などがブームになり、地域振興に繋がる中でも、その流行の推移は激しい。民間企業やNPOなどでマーケティングを専門的に学ぶ研修等の機会があれば、それを活用し研鑽に努めたい。

時代の潮流を把握することができ、効果的な政策を考案する職員となることができる。その上で、職員は区民の声に真摯に耳を傾け、地域の将来像を継続して考えていくべきだ。

また、様々な世代、外国人、国内の訪問者等、ターゲットに合わせた戦略を立てるためのマーケティングを綿密に行い、魅力を発信するプロモーション活動をしていく必要がある。

東京に興味を持ち訪れる人が増えれば、地域に活気が生まれ、さらに魅力が高まる。このように、好循環をつくることでまちづくりに貢献していく職員が必要である。(1462字)

ただし、試験の合否にかかる責任は負えませんので最終判断は自己責任でお願いします。